少し人よりカラフルな世界を過ごしています。
今回は「共感覚者は見たことがある文字しか色付きで見えないのか?」について書きたいと思います。
文字に色を感じる共感覚の基本
私は文字に色と手触りを感じています。
例えば、色だけでいえば
「か」は「か」のように感じています。
「ん」は「ん」です。
「じ」は「じ」です。
一方「漢字」は「漢字」です。
これは「視覚に収束する共感覚」の1つです。
共感覚の種類について詳しくはこちらの記事で書いています。

これは決して、色を見ているということではありません。
モノクロ印刷された文字は、あくまでも黒です。
あくまでも、自分の中で感じているだけです。

色を感じる場所を具体的にいえば、目と鼻の奥です
基本的に共感覚とは生まれつきなものと言われています。
では、見たことがない文字にも色を感じるのでしょうか?
初見の文字に色を感じるか
アルファベットは見たことがあるので除外します。
グーグル翻訳の日本語に「天気」といれて、ランダムに別の言語にしてみます。
韓国語に色を感じるか
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韓国語で「天気」だそうです。
(初見です)
날씨にも確かにほのかに色を感じます。
날씨
こんな感じです。
でもなんだかすっきりしません。
ほのかに色を感じるものの、ひらがなやカタカナ、漢字ほどではなく、もどかしい感じです。
アムハラ語に色を感じるか
気を取り直して別の文字に行きたいと思います。
続いてはアムハラ語です。
アムハラ語=エチオピアの公用語だそうです。

これも初見です。
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የአየር ሁኔታ
一つ一つの文字だけ見ると
የአየር ሁኔታ
こんな感じです。
これもほのかに感じます。
ただ、「የአየር ሁኔታ」という単語で見ると、「የአየር ሁኔታ」こんな感じです。
これも、なんだかはっきりせずすっきりしません。
色を感じるか否か、と言われれば「感じる」です。
パシュトゥー語に色を感じるか
ちょっとでもアルファベットや漢字に似ている文字は、アルファベットや漢字の持つ色に引っ張られている可能性もあります。
ということで、全然似ても似つかない文字を見つけてきました。
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これは・・・
アフガニスタン、パキスタンの西部に住むアフガン人の話す言語だそうです。
話者はアフガニスタンの主に東部、南部1200万人、パキスタンの西部に2800万人。
方言差が激しく、有力な標準語がない。そのため異なる地域から来たパシュトゥーン人どうしで意思疎通が容易でないこともしばしばである。なお、パシュトー語分布域であるパキスタンおよびアフガニスタンの国民は生活上の必要性から多言語話者であることが多く、パシュトゥーン人がペルシア語(およびダリー語)を話すこともしばしばある。
アフガニスタンでは、憲法によりパシュトー語が公用語と定められている。一方、パキスタンでは、国語および公用語として定められていない。
引用:Wikipedia
右から左に書く言語なのでしょうか。
右寄せなのも気になります。。。
هواは、さすがに何も感じません。
いうなれば、試し書きみたいな印象です。
パシュトゥー語に色を感じるか?と聞かれれば、感じません。
なんだか無念です。
まとめ
自分が「文字である」と認識すれば、初見の文字でも色を感じることがわかりました。
一方、パシュトゥー語のような、全く文字として認識できない字は色どころか手触りすらも感じません。
共感覚が主観的なもの、という持論はやっぱり正しいような気がします。
結論は、
「文字と認識できれば初見でも色を感じる」
でした。


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