五感が混ざる共感覚。
そのメリットとデメリットについて解説します。
共感覚のデメリット
一種の孤独感を感じる
メリットからではなく、デメリットからご紹介させていただきます。
実は私自身、共感覚にメリットはほとんど感じていません。
共感覚者は「豊かな世界」を見ている、とも言われますが、共感覚は主観的なものであり共感覚者それぞれが同じものをみて同じ感覚を得るか?と言われればそれはNOなのです。
結局、自身が感じている色であったり形であったり、そういうすべてのものが「自分だけにしかわからない感覚」というのは、一種の孤独感すら感じます。
例えば、仕事終わりの生ビールは美味しいですよね?
舌と喉に心地よい、炭酸の刺激。
独特の苦みがある、ホップ。
そしてあのひんやりしたのどごし!
これが誰にも伝わらなかったらどうでしょう?
あなた「仕事終わりのビールって最高だよね~」
友人「??どういうこと?」
あなた「え?」
友人「ええ??」
自分の感じていることを誰かと共有できない、というのは一種の孤独感があるのです。
知らなくてよいことに気づく
そして、自分の意識下では気づいていない無意識の事柄にも共感覚は敏感に反応します。
浮気を見破る共感覚も同様です。
無意識下で「あれ?」と思った変化に対して共感覚が敏感に反応することで、知らなくても良いことにも気が付いてしまうのです。
共感覚は正直です。
「見てみぬふり」をしたかったことが、共感覚によって明確化されてしまう・・・。
知らなくてもよかったことに気が付いてしまうのも、共感覚のデメリットです。
人の顔を覚えるのが苦手
私は人に色や形などを感じています。
そのため、似た色を持っている人の見わけが絶望的につきません。
仕事や学校などで、その人の席に座っていればよいのですが、駅でばったり会ったり、外のコンビニで会ったり・・・となると、「果たしてこの人は○○さんで良いのだろうか?」となってしまいます。
これはかなり厳しいです・・・
人の見わけが付かないのも、共感覚のデメリットの一つと言えるでしょう。
- 一種の孤独感を感じる
- 知らなくてよいことに気づく
- 人の顔を覚えるのが苦手
共感覚のメリット
実は私自身、共感覚にメリットはほとんど感じていません。
と先ほどお伝えしましたが、少し便利だな~と思うタイミングもあります。
味に対する感覚が敏感
私は味に色や形などを感じています。
そのため、利き酒が得意です!
どんなに酔っていても、自分が覚えている銘柄であれば、色や形を頼りに当てられる自信があります。
また、料理の味付けも一定だと思います。
あの時食べたあの味に近づけたい・・・といった、再現料理も私にとっては比較的容易です。
これは共感覚のメリットかなと思います。
- 味に対する感覚が敏感
これだけ・・・?
私にとっては、これだけです。。
まとめ
共感覚のメリット・デメリットについて紹介しました。
共感覚の世界はカラフルで豊かな世界、と言われますが、私はメリットよりもデメリットの方を多く感じます。
たしかに、人よりカラフルで動きのある感覚豊かなな世界に生きているんだろうな、とも思うのですが、共有できる相手がいないというのも寂しいものなのです・・・。
以上、共感覚のメリット・デメリットでした。
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