味には色や形、動きがあります。
この記事では味に色や形、動きを感じる共感覚について解説します。
味に色や形、動きを感じるのは「視覚に収束する共感覚」
味に色、形、動きを感じるのは視覚に収束する共感覚です。
視覚は人の持つ五感の一つです。
光覚、色覚、形、奥行き、動きなどを認識します。
味覚への刺激は通常味覚のみ(甘い、酸っぱい、苦い、しょっぱい等)ですが、この共感覚を持っている人はこれらの味にプラスして色や形、動きを感じます。
具体的には?
ここからは自身の経験に基づいて紹介します。
すべてに共通するのは、以下の通りです。
・美味しいとき(好みの味)、バランスの良い形をしている
・円形(もしくは円形に近い楕円)
・正〇角形
・美味しいとき(好みの味)、きれいな動きをしている
・一方向に動く
・美味しくないとき(好みでない味)、バランスが悪い形になる
・細い楕円
・アンバランスな台形
・ジグザグな線
・美味しくないとき(好みでない味)、動きが不安定になる
・滑らかな動きではない
・色は味の善し悪しに影響しない
ケース1:りんご
歯ごたえがあり、やや酸味のあるりんごを食べた時、それが美味しい(私の好みの)味だった場合、平べったい円に近い楕円の形がします。また、奥から手前に向かう動きを感じます。それはとても滑らかです。リンゴの場合、色はクリーム色です。
ケース2:日本酒
純米大吟醸を飲んだ時、たいてい丸い味がします。また、フルーティな日本酒(純米大吟醸はフルーティです)は大きな波線を描きます。純米大吟醸は、ペールトーンの色を持っています。
ただし、銘柄によって丸の形、色にも違いがあります。
ケース3:しょっぱすぎる醤油ラーメン
塩味が濃すぎる醤油ラーメンの場合、一点に向かう二本の線が出現します。二点が結合したその点は、とがっていて不安定です。これはどのような味が濃いものを食べた時でも同様ですが、塩味が濃すぎる味には暗い茶色を感じます。
味に色や形、動きを感じる共感覚のメリット・デメリット
利き酒が得意です。利き酒と言っても、飲み会で日本酒の種類当て(純米大吟醸、吟醸、大吟醸など)をする程度ですが、どんなに酔っていても当てる自信があります
純米大吟醸は丸い味。
吟醸酒は平たい味。
— 【公式】共感覚+(きょうかんかくプラス)の中の人 (@synaesthesiaxyz) October 12, 2019
また、料理の味付けも一定だと思います。
美味しい味=丸い
という認識があるため、大きくはぶれないのです。
デメリットは、この共感覚に関しては特段感じません。
ちょっとした利き酒に役立つ共感覚について解説しました。
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